保育園の除菌、消毒の相場は?業者選びのコツを解説

除菌・消毒の相場

保育園の除菌、消毒の相場は?業者選びのコツを解説

 

私立保育園の運営をされている企業の方は、新型コロナウイルスにおける子どもへの感染拡大は気になるニュースです。見えない敵であるウイルスから子どもたちを守るのは、そばに居る大人にしかできません。感染を拡大させないためにも対策が必要です。

 

ただ新型コロナウイルスは、どんなに対策を講じていても発生をします。保育園でクラスターが発生したニュースも多く見かけるようになりました。発生した時はもちろんのこと、発生をする前でも定期的な除菌、消毒が必要です。子どもたちの安全を確保するためにも、確実なサービスを提供する業者を選びましょう。

 

そこで今回は「保育園の除菌、消毒の相場は?業者選びのコツ」を解説します。業者選びで悩まれている人は参考にしてください。

 

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保育園の除菌、消毒の相場は?

 

保育園の除菌、消毒の相場は?

 

除菌・消毒の相場は、1㎡あたりの単価で決めている業者がほとんどです。一般的な相場を紹介します。

 

保育園の除菌、消毒の相場

  • 50㎡以下:約1,200円/㎡
  • 51~100㎡:約1,000円/㎡
  • 101~150㎡:約900円/㎡
  • 151~250㎡:約850円/㎡
  • 251~500㎡:約800円/㎡
  • 501~1000㎡:約750円/㎡
  • 1001㎡以上:約700円/㎡

 

中には、100㎡までは一律料金といった設定をされる業者もありました。小規模保育園を運営されている人などは、一律料金の方がわかりやすいです。業者を選ぶ際は、上記の相場を参考にしてください。

 

すでに新型コロナウイルスが発生した保育園での除菌・消毒は、1㎡当たりの金額が100円~200円程度上がります。安く済ませたいからといって虚偽の報告をするのはいけません。正直に申告することが大切です。

 

また、新型コロナウイルスが騒がれている間は、定期的な除菌・消毒が必要になります。定期的に依頼をするからと説明し、価格交渉をしましょう。利用頻度によっては相場よりだいぶ安くなるかもしれません。

 

保育園の除菌、消毒には補助金が活用できる

 

厚生労働省は、「保育対策総合支援事業費補助金」による支援を行っています。補助金の対象は次のとおりです。

 

補助金の対象

  • マスク
  • 消毒液
  • 施設等の消毒
  • 非常勤職員の雇用賃金
  • 感染対策のための業務に対する手当

 

上位以外にもエプロンやゴーグルなど、補助金の対象には柔軟性があります。基本的には地方自治体が必要と認めれば申請は可能です。項目の中には、除菌と消毒も認められています。行う場合は、地方自治体に確認をして申請をしましょう。補助基準額は次のとおりです。

 

補助基準額

  • 定員19人以下:300,000円以内
  • 定員20人~59人:400,000円以内
  • 定員60人以上:500,000円以内

 

補助金は期限があります。補助金だけでなく、マスクや使い捨て手袋の配布など、保育園への支援は更新されているので確認をしておくと便利です。

 

保育園の除菌、消毒をする際の業者選びのコツとは?

 

保育園の除菌、消毒をする際の業者選びのコツとは?

 

保育園の除菌、消毒をする際の業者選びのコツは次のとおりです。

 

ココがポイント

  • 保育園向けの除菌・消毒サービスを提供している
  • 園児が頻繁に触れる箇所の拭き取り作業をする
  • エアコン関係の消毒も行ってくれる
  • 作業中の装備が徹底されている

 

詳しく解説をします。

 

業者選びのコツ1:保育園向けの除菌・消毒サービスを提供している

 

保育園向けの除菌・消毒サービスを提供している業者がおすすめです。探すときは一般的にインターネットを活用します。ホームページ上で、保育園での除菌・消毒サービスの実績を紹介している業者に問い合わせをしましょう。

 

保育園は、新型コロナウイルスが発生する前から、消毒を実施する機会がありました。例えば「はしか」です。通っている子どもから「はしか」が発症すると、保育園を消毒します。以前から、保育園の除菌・消毒に対応している業者がおすすめです。

 

子どもは「机をなめる」「床に手が付いても気にしない」「泣き叫び飛沫がとぶ」など、感染をする要素が多くあります。除菌・消毒を実施するのならば、徹底的にできる業者でなければ意味がありません。保育園での除菌・消毒に慣れている業者が信頼できます。

 

業者選びのコツ2:園児が頻繁に触れる箇所の拭き取り作業をする業者

 

丁寧な拭き取り作業を行う業者を選ぶようにしましょう。ほとんどの業者が拭き取り作業を実施しますが、保育園には小さい机や椅子、遊び道具がたくさんあります。すべてを丁寧に拭き取り作業してくれるのかを、相談してください。除菌・消毒の一般的な流れは次のとおりです。

 

  1. 作業前の現地確認
  2. 噴霧消毒
  3. 清拭消毒
  4. 清拭徹底度測定と報告書の提出

 

基本的に清拭消毒は作業の中に入っています。ただ、遊具を対象外にする業者もあるようです。室内にある遊具は、日光による消毒が期待できません。ウイルスの生存は素材にもよりますが72時間と言われています。遊具を清拭消毒しなければ抑えたことにはなりません。

 

机、椅子、ドアノブ、遊具など、一生懸命消毒しているとは思いますが、プロの業者が入ったときは、いちどまっさらにしておくと安心です。清拭消毒の範囲は事前に確認をしておきましょう。丁寧な拭き取り作業をする業者がおすすめです。

 

業者選びのコツ3:エアコン関係の消毒も行ってくれる

 

エアコン関係の消毒も行っている業者は少ないですが、まとめて依頼ができると便利です。エアコン清掃のほか、抗菌や空間除菌に対応した抗ウイルス対策を取り扱う業者もあります。もし保育園内からコロナが発生したのならば、エアコンも同時に依頼をしましょう。

 

自治体にもよりますが、保育園のエアコンは定期的な清掃が推奨されています。室内は、定期的な換気が必要です。エアコンの効きが悪いと風邪をひき、コロナとの見分けができません。室内の温度を保ちながら換気を行うことが大切です。

 

室内の温度を保つため、エアコンの使用頻度が高まることからこまめなお手入れが求められています。換気をする機会が増えれば、なおさらエアコンの効きが重要です。除菌・消毒を実施する際には、合わせてエアコンも依頼をしましょう。

 

業者選びのコツ4:作業中の装備が徹底されている

 

作業中の防護が徹底されている業者を選びましょう。業者はいろいろな事業所を施工しています。装備が徹底されておらず、作業員がもしコロナを付着した装備を利用していたら意味がありません。二次感染の対策を講じている業者が安心できます。

 

主な二次対策

  • 防護服
  • マスク
  • ゴーグル
  • 手袋
  • 足カバー

 

上記を備えているか確認をしておきましょう。作業員は感染リスクの高い場所で作業をしています。頭の下がる思いですが、対策を講じていない作業員を見たらどう思いますか?「広げているのはあなただ」と思わず声に出したくなります。

 

コロナウイルスという目に見えない敵と戦うのです。万全な対策で作業をしている業者を選びましょう。二次感染対策が十分に施されている業者の作業は見ていて安心できます。

 

保育園の除菌、消毒には信頼できる業者を選ぶ

 

「保育園の除菌、消毒の相場は?業者選びのコツ」について解説をしました。子どもたちは重症化リスクが低いと言っても、対策は絶対に必要です。しかし、子どもに「ソーシャルディスタンス」と言っても、なかなかできません。

 

急に大声を出したりするなど、飛沫が止められないことは誰もが理解をしています。だからこそ、こまめな除菌・消毒が必要です。嫌らしい言い方をすれば、十分な対策をアピールすることができる機会とも言えます。保育園の信頼は、日々の努力の積み重ねです。保護者が保育園の努力見ることによって、小さいクレームが減少します。定期的に除菌・消毒することで、保護者の信頼を勝ち取りましょう。

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