病院・クリニックの除菌、消毒の相場は?業者選びのコツを解説

除菌・消毒の相場

病院・クリニックの除菌、消毒の相場は?業者選びのコツを解説

「クリニックの除菌・消毒を考えているが、どこの業者にするべきか迷っている」と、悩んでいる人はいませんか?新型コロナウイルスの影響で、普段の清掃だけでは足りなくなりました定期的な除菌・消毒が必要です。

 

しかしコロナウイルスの影響で除菌・消毒の需要が高まったことから、悪質業者も増えました。誤った知識を信じているか意図的なのかはわかりませんが、コロナウイルスの対策が不十分な業者もあります。需要の高まりに乗じて、高額な請求をする業者もいるので注意が必要です。

 

そこで今回は「クリニックの除菌、消毒の相場は?業者選びのコツ」を解説します。何かしらの不安を抱えている人が集まる場所だからこそ、より確かな業者を選ぶべきです。参考にしてください。

 

クリニックの除菌、消毒の相場は?

 

クリニックの除菌、消毒の相場は?

 

クリニックを専門的に除菌・消毒する業者は、家や事務所などの作業よりも価格を少し上げています。相場よりも安い業者を選びたくなるのは当然です。しかし除菌・消毒の作業負担が高まるクリニックだからこそ、適正価格を掲げる業者を選ぶべきではないでしょうか。クリニックの除菌、消毒の相場は次のとおりです。

 

クリニックの除菌、消毒の相場は?

  • 50㎡以下:約1,500円/㎡
  • 51~80㎡:約1,400円/㎡
  • 81~150㎡:約1,300円/㎡
  • 151~250㎡:約1,200円/㎡

 

上記に「出張料金」をプラスする業者もあります。50㎡以下は75,000円など、一律料金の適用をしている業者もあるので、事前に確認をしてください。また、上記の相場よりも安い業者は、拭き取り作業をオプションにしている可能性があります。いろいろなオプションを用意している業者は一見親切そうですが気を付けましょう。作業後にオプションと称し追加料金を徴収する業者が増えています。後から請求されないためにも、事前の打ち合わせで金額を確定させてください。事前に下見を行い、料金を確定させたあと作業に入る業者が安心です。

 

上記の相場とかけ離れている場合は、作業内容の確認をしましょう。作業内容に納得ができてから契約をするべきです。

 

クリニックの除菌、消毒を依頼する際の業者選びのコツ

 

クリニックの除菌、消毒を依頼する際の業者選びのコツ

 

それでは、クリニックの除菌、消毒を依頼する際の業者選びのコツを解説します。

 

業者選びのコツ1:新型コロナウイルスの除菌、消毒に対応をしているか

 

業者を選ぶときは、新型コロナウイルスの除菌・消毒に対応をしているか確認をしましょう。厚生労働省の掲げるガイドラインに則った対応ができている業者を選ぶべきです。また、クリニックでの除菌・消毒経験が豊富な業者を選ぶようにしましょう。

 

クリニックの運営をしている側が持つウイルスに関する常識が、業者に備わっているかが重要です。ウイルスに対する知識が乏しい業者に依頼をしても、満足のできる結果は得られません。クリニックの除菌・消毒経験が豊富な業者ならば、同じ目線のサービスが期待できます。依頼をする前に、次の質問をしておきましょう。

 

ココがポイント

  • クリニックの除菌・消毒経験の有無と頻度
  • 使用する消毒剤はコロナウイルスに対応をしているか
  • 24時間対応している業者か(定休日のあるクリニックは除く)

 

残念ながら、コロナウイルスに対応していない消毒剤を使用する業者もあります。対応できない消毒剤にも関わらず、新型コロナウイルス対応業者と宣伝をする業者もあるようです。日々コロナウイルス対策を講じているクリニックだからこそ見落とします。「今の時期新型コロナウイルスに対応しているのは当然でしょ」と思い込んでしまうのです。「需要が高まっている今だから稼げる」など、利益を重視する業者もあります。

 

利益を重視する業者が悪いわけではありません。しかし利益を求めすぎる業者に依頼すると、満足のできる効果が得られない可能性が高まります。新型コロナウイルスの情報を集めず、依頼だけをこなして稼ごうとする業者です。契約をする前に、使用する消毒剤や作業経験を聞いておきましょう。「新型コロナウイルスを広めない」という志を持っている業者を選ぶべきです。

 

業者選びのコツ2:薬剤噴霧で終わらせる業者ではないか

 

せっかく新型コロナウイルスに対応できる消毒剤を使用しているのに、薬剤噴霧のみで終わらせる業者もあります。薬剤噴霧だけでは足りません。拭き取り作業を丁寧に行う業者を選んでください。丁寧とは物の拭き取り作業を行う業者です。

 

拭き取りを行う例

  • スリッパ
  • 観葉植物
  • 書棚
  • 雑誌
  • 壁やスイッチ
  • ドアノブ
  • 机や椅子
  • おもちゃ

 

クリニックの種類によって待合室に置かれているものはさまざまです。丁寧とは、上記のような拭き取れるものすべてに対応してくれる業者を指します。薬剤噴霧だけでは安心と言えません。新型コロナウイルスに対応した消毒剤で薬剤噴霧したあと、拭き取り作業をする業者がおすすめです。

 

さらに、室内コーティングも料金に含まれているか確認をしましょう。クリニックという特殊な場所だからこそ、室内コーティングも必要です。薬剤噴霧だけで終わらせる業者に注意をしてください。

 

業者選びのコツ3:作業者の防護ができているか

 

作業をする人に適切な防護対策を講じているか確認をしましょう。新型コロナウイルスにより、業者の需要が高まっています。忙しいときに起きるのが「間違い」です。間違いには、注意をしていたのに起きたものと意図的なものがあります。意図的な間違いは論外です。

 

業者は、すでにクラスターが発生した場所で作業をすることもあります。作業員の防護ができていないと、前の作業場からコロナウイルスを運んでいるかもしれません。軽く考えている業者は、「除菌・消毒をしているのだから危険はない」と考えます。見えないウイルスを軽く考える業者は、作業員の防護を経費節約のために軽くするのです。少なくとも次の防護をしているか確認をしておきましょう。

 

ココがポイント

  • KN95相当のマスク
  • 手袋
  • ゴーグル
  • 足カバー

 

二次感染した人が作業をするのは危険です。感染している人が、拭き取り作業を行います。ウイルスを拭き取っているのか付けているのかわからない状況です。
普段から防護服に注意をしているか確認をしておきましょう。契約前の質問に、すらすらと答えられればひとまず安心です。

 

業者選びのコツ4:守秘義務契約を誓約しているか

 

クリニックには、患者の個人情報があります。漏洩をしたら大問題です。作業をする労働者と雇用者の間で、守秘義務契約を誓約しているか確認をしておきましょう。

 

最近、宅配サービスの利用者が増えてきました。宅配した家の情報をSNSでもらす配達員がいたことを知っていますか?「きれいな人なのに玄関が汚かった」「和食を頼んでいた」「コロナなのに友人がたくさんいた」など、仕事中に得た情報を簡単に漏らす人がます。漏らす人にも問題がありますが、雇用者の責任も問われるべきです。

 

何の対策もせず「うちの作業員は大丈夫だろう」で済ます雇用者に問題があります。人を雇う以上、個人情報の漏洩に関する知識を与えなければいけません。個人情報に関する知識は、守秘義務契約の有無により確認ができます。業者が個人情報の漏洩をしたら、依頼をしたクリニックにも批判が集まる時代です。万が一の際に「守秘義務契約がある業者と確認できたから依頼した」と、言えるようにしておきましょう。個人情報に関しては、やるべきことはやったと言える体制が必要です。

 

まとめ

 

「クリニックの除菌、消毒の相場は?業者選びのコツ」を解説しました。相場とかけ離れた業者に依頼をする場合は注意をしましょう。安くても高くても問題です。

 

クリニックは、安心の場でなければいけません。何かしらの不調を抱えている人が集まる場です。新型コロナウイルスの影響で、相談に行けない人も増えました。定期的に除菌・消毒作業をしていることが安心につながります。

 

より衛生的な空間を提供するためにも、業者を選ぶ際は今回の記事を参考にしてください。

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