日立は家電メーカーとして高い人気を誇っています。家電製品のシェア率が高いことで有名です。空気清浄機の人気も例外ではありません。日立の家電と言えば、洗濯機に備わっている自動洗浄です。なんと日立製空気清浄機にも自動おそうじ機能が備わっています。
空気清浄機のおそうじユニットがプレフィルターを自動掃除することで、お部屋の空気をキレイに保ってくれるのです。しかしどんなに優れていても、掃除やお手入れを怠ると性能の維持はできません。十分な機能を発揮させるためには、定期的に掃除とお手入れを施しましょう。
そこで今回は「【日立製】空気清浄機の掃除・お手入れ方法」を解説します。利用をしている人は参考にしてください。
日立製空気清浄機の掃除・お手入れ方法を部分別に解説
それでは日立製空気清浄機の掃除・お手入れ方法を、部分別に解説していきます。
背面パネルとフィルター部分の掃除・お手入れ方法
背面パネルやフィルターはホコリや汚れが付着しやすいです。こまめに掃除を行いましょう。
背面パネルとプレフィルターのお手入れ方法
- 背面パネルを取り外す
- 取り外した背面パネルのホコリは掃除機やモップなどで取り除く(汚れがひどい場合は、水で洗った柔らかい布をよく絞ってから拭く)
- プレフィルターを取り外す
- 外したプレフィルターに掃除機のブラシ付きノズルを軽く当ててホコリを吸い取る
- 汚れがひどい場合は柔らかいスポンジを利用して軽く水洗いをし、風通しの良い場所で乾かす
洗剤は使用してはいけません。強くこすり洗いをするとステンレスコーティングが剥がれるので注意をしましょう。
集じんフィルターと脱臭フィルターのお手入れ方法
集じんフィルターと脱臭フィルターを放置すると嫌な臭いが発生します。こまめなお手入れを心がけましょう。
- 集じんフィルターと脱臭フィルターを外す
- 外した集じんフィルターに掃除機のブラシ付きノズルを軽く当てホコリを吸い取る(強い力が加わると変形するので注意)
- 外した脱臭フィルターに掃除機のブラシ付きノズルを軽く当てホコリを吸い取る(強い力が加わると変形するので注意)
- 脱臭フィルター、集じんフィルター、プレフィルターの順番で本体に取り付け、最後に背面パネルを取り付け元に戻す
脱臭フィルターは6カ月に1度程度の期間で、つけ置き洗いを施しましょう。水または40度以下のぬるま湯に3時間程度つけておきます。つけ置き洗いが終了したら、陰干しで十分に乾燥させてください。
また脱臭フィルターはケースから外さずつけ置き洗いをします。洗剤や、たわしなどの利用も破損の原因になるので注意をしてください。
自動おそうじユニット部分の掃除・お手入れ方法
日立製空気清浄機には、自動お掃除ユニットが装着されています。プレフィルターの掃除を、ホコリがたまる前に自動で行う機能です。自動お掃除ユニットが48時間ごとに1回動くことで、清潔さを保ってくれます。ただキレイを維持するためには、お掃除ユニット自体のお手入れが必要です。キレイな空気を保つためにも、こまめな掃除を心がけましょう。
- 背面パネルを取り外す
- ロックボタンを解除して自動お掃除ユニットを取り外す
- ユニットのふたを取り外してゴミを捨てる
- ブラス付きノズルを装着した掃除機を、自動お掃除ユニットに軽く当てホコリを吸い取る
- 汚れがひどい場合は、ブラシローターを取り外し(右側のつまみを引き上げる)水洗いをする(こすり洗いや洗剤は利用しない)
- 水洗いをした場合は風通しの良い場所で1日程度乾燥させる
- 固定ブラシとダストボックスも同じように水洗いし乾かす
- 乾いたらブラシローターを取り付ける
- ユニットふたを取り付ける
- 自動お掃除ユニットを本体に取り付け元に戻す
自動お掃除ユニットを取り外したままでも空気清浄機は利用できます。乾かしている間は、自動お掃除の設定を解除して空気清浄機を利用してください。
加湿部分の掃除・お手入れ方法
加湿部分のお手入れを怠ると、カビが付着するなど利用に支障がでることがあります。最低でも1カ月に1度はお手入れをしてください。加湿部分の掃除やお手入れ方法は次のとおりです。
取り外しから加湿フィルターのお手入れ方法
- サイドカバーを開いて加湿フィルターと水受けトレーを取り出す(残っている水がこぼれないように注意)
- 本体の水受けトレー部分を掃除するため、背面パネル、プレフィルター、集じん・脱臭フィルターを外す
- 本体の水受けトレー取り付け部をやわらかい布で拭き取る(汚れが落ちない場合は、使い古しの柔らかい歯ブラシなどで軽くこする)
- 背面パネル、プレフィルター、集じん・脱臭フィルターを元に戻す
- 先ほど取り出した水受けトレーから加湿フィルターを外す
- 加湿フィルターを、台所用中性洗剤を溶かした水もしくはぬるま湯(40度以下)に30分以上つけ置き洗いをする(汚れがひどい箇所は軽くこする)
- 新しい水に交換し、加湿フィルター軽くゆすりながらすすぎ洗いをする(水は2~3回ほど交換し繰り返す)
- 水がしたたり落ちない程度まで軽く振り水を切る
加湿フィルターをお手入れするときは、ケースから取り外さないでください。また磁石が付いているので、磁気の影響を受けるようなものには注意をしましょう。磁石に物が付着した場合は取り除いてから元に戻します。加湿フィルターの汚れがひどい場合は、クエン酸を利用してください。
水受けトレーの掃除から取り付けまでのお手入れ方法
- 水受けトレーは柔らかい使用済み歯ブラシなどを利用しながら水洗いでキレイに汚れを落とす
- 加湿フィルターを水受けトレーにカチッと音がするまで差し込む
- 水受けトレーを本体に戻す
- サイドカバーを閉じる
加湿フィルターは、お掃除の頻度や環境によって異なりますが10年程度を目安に交換が必要です。掃除をしても汚れが落ちなくなったら、10年を待たずに交換をしましょう。
水タンク部分の掃除・お手入れ方法
水タンクの水は1日1回交換をしましょう。タンクに水か残っている場合は捨ててから少量の水を入れます。タンクカバーと水タンクを抑えながら振り洗いを2~3回程度繰り返したあと、新しい水を入れてください。
掃除やお手入れに関する目安は1カ月に1度程度です。
- 水タンクのハンドルに手をかけ、少し上に上げながら丁寧に本体から外す
- 水タンクからタンクカバーを外す
- 水洗いで汚れを落とす(細部は綿棒や柔らか歯ブラシなどを利用しキレイにする)
- 水タンクフィルターは破損につながるので、水で流しながら軽く洗う(強いこすり洗いは禁止)
- 水分を拭き取り、タンクカバーを装着する
- 本体に戻す
水タンクフィルターは、穴が開いたなどの破損が確認できたら交換をしてください。
日立製空気清浄機を掃除・お手入れする際の注意点
最後に、日立製空気清浄機の掃除やお手入れをする際の注意点を解説します。
空気清浄機本体に水がかからないよう注意する
加湿部分の掃除をするときは、本体に水がかからないよう注意をしましょう。加湿トレーを取り外すときは、水が残っているかもしれません。勢いよく引っ張ると水がこぼれ、本体にかかります。取り外すときは十分な配慮が必要です。
掃除やお手入れをするときは電源を落とす
掃除やお手入れをするときは、電源ボタンを押して運転を停止しましょう。空気清浄機の動作が止まったことを確認したら、コンセントから電源プラグを抜いてください。電源プラグがコンセントに刺さったまま掃除をすると、通電や故障の原因につながります。「ちょっとぐらい」と思わず、絶対にコンセントを抜いてから作業をしてください。
まとめ
「日立製空気清浄機の掃除・お手入れ方法」について解説をしました。空気清浄機は、定期的に掃除やお手入れをすることで、性能が保たれます。一度掃除をしなくなると、ズルズルいくかもしれません。
こまめにお手入れをし、お部屋の空気をキレイに保ちましょう。キレイな空気が、住まいの心地よさにつながります。