掃除機のイメージが強いダイソンですが空調家電も人気です。羽無し扇風機が販売を開始したときは、多くの人が驚きました。充実した機能にスタイリッシュなデザイン性と安全性が備わっている空調家電です。
空気清浄機能付きは花粉やハウスダスト、PM2.5を除去します。PM0.1の微粒子を99.95%まで除去する高性能です。ウイルスや空気の汚れが気になる今だからこそ、ダイソン製の空気清浄機が気になります。
しかし購入をした後は掃除やお手入れが必要です。性能を維持するためにも、掃除やお手入れ方法も確認しておきましょう。そこで今回は「ダイソン製空気清浄機の掃除・お手入れ方法」を解説します。購入したけどお手入れ方法がわからないという人は参考にしてください。
ダイソンには空気清浄機だけの製品がない
ダイソンには、空気清浄機だけが利用できる製品がありません。ダイソン製と言えば「掃除機」を思い浮かべる人が多いですが、空調家電も人気です。ただ、空気清浄機だけの機能を有する空調家電は販売されていないので注意をしましょう。扇風機に空気清浄機能が備わっています。
ダイソン製の扇風機は大きく分け「現行モデル」と「旧モデル・限定モデル」に分けられるのが特徴です。扇風機に備わっている機能については、名称で確認ができます。
機能
- Cool:涼風
- Hot:温風
- Pure/ Purifier:空気清浄
- Humidify /Hygienic Mist:加湿
一部例外もありますが、ほとんどの製品で上記の名称が利用されています。空気清浄だけの機能で販売している商品はありませんが機能が備わっていれば、空気清浄機能だけの利用も可能です。暖かくも寒くもないちょうどよい季節は、空気清浄機能だけの利用でキレイな空気を部屋中に届けてくれます。
ダイソン製空気清浄機の掃除・お手入れ方法を解説
次にダイソン製空気清浄機の掃除・お手入れ方法を解説します。人気のPure Humidify + Cool PH01は冷風機能、空気清浄機能、加湿機能が搭載された商品です。パーツごとのお掃除・お手入れ方法を解説します。
お手入れ方法1:空気清浄フィルター
今までダイソン製空気清浄機以外のメーカーを利用していた人は、「性能を維持するためには、こまめな掃除が必要」と思っていたことでしょう。しかしダイソン製空気清浄機は違います。ダイソン製の「空気清浄フィルター」は掃除ができません。空気清浄フィルターのお手入れ方法は交換のみです。無理やり掃除をすると故障の原因につながるので絶対にしてはいけません。
空気清浄フィルターの交換は、ディスプレイ表示で確認ができます。もしくはDyson Linkアプリを利用していると、通知が送られてくるので便利です。交換の目安は使用頻度やお部屋の空気環境により異なります。ただおおよそ1年程度といわれているので、あらかじめ購入をしておくなどの準備をしておきましょう。交換方法は次のとおりです。
- 電源をオフにしてコンセントから電源プラグを抜く
- 「フィルターカバー取り外しボタン」を押しながら下げカバーを外す
- 加湿フィルター内側の扉が開くのでカチッと音がするまで閉める
- フィルターカバーの上下にあるタブを押して空気清浄フィルターを取り出す
- 購入した新しい空気清浄フィルターを、上下にあるタブがカチッと音がするまで押し込む
- フィルターカバーを取り付ける
- 本体の電源を入れる
- リモコンのナイトモードボタン長押しして、フィルター寿命をリセットする
寿命をリセットしなければ、次回の変更に支障が出ます。フィルター寿命のリセットは重要なので、忘れずに実施してください。
お手入れ方法2:加湿フィルター
加湿フィルターは掃除やお手入れが必要です。お手入れの時期は本体表示かDyson Linkアプリで確認ができます。
ただシーズンが変わり加湿機能を久しぶりに利用するときは、使用前にお手入れをしておきましょう。夏場に使用をストップするときもお手入れをしておくと、優れた加湿性能が維持できます。加湿フィルターの掃除・お手入れ方法は次のとおりです。
- 「フィルターカバー取り外しボタン」を押しながら下げカバーを外す
- タンクの両側にある「タンク取り外しボタン」を押し下げる
- タンクを手前に引いて本体から外す
- ふたを外す
- 本体から加湿フィルターを取り出したあとタンクに入れふたを取り付ける
※タンクのふたは、水で直接洗ってはいけません。本体に通電する端子が濡れると故障の原因につながります。注意をしましょう。掃除中に濡れた場合は乾いた布でよく拭き、十分に乾かしてから使用を開始してください。 - タンクのハンドルを持ちシンクへ運ぶ
- タンクのふたを外し、加湿フィルターを取り出す
- タンクに水道水を半分くらいまで注ぐ
- 150グラムのクエン酸をタンクの中に入れ、完全に溶けるまでゆっくりとまぜる
- 加湿フィルターをタンクに入れ、タンクがいっぱいになるまで水道水を注ぐ
- ふたをしっかりと取り付け余分な水を乾いた布で拭きとる
- 本体にタンクを押し入れる
- 「加湿お手入れボタン」を押しLCDディスプレイに手順を表示させる
- 加湿お手入れが始まりLCDディスプレイにカウントダウンタイマーが表示される
- LCDディスプレイに完了が表示されたらタンクの両側にある「タンク取り外しボタン」を押し下げる
- タンクを手前に引いて本体から外し、ハンドルを持ちながらシンクへ運ぶ
- ふたを外しタンクから加湿フィルターを取り出す
- 加湿フィルターを水道水ですすぎ、余分な水を拭き取ったあと近くに置く
- タンク内を水道水ですすぎ、タンク内部の汚れやゴミを取り除いたあと拭く
- タンクがいっぱいになるまで水を注ぎ余分な水分を拭き取ってからふたを取り付ける
- 本体に加湿フィルターを押し込み設置する
- 内側の扉を閉じフィルターカバーを取り付ける
- タンクを本体に押し入れる
途中で説明をしましたが、ふたの水分が故障の原因につながります。設置をする前に濡れていないことを随時確認しましょう。
フィルターをお手入れするときは電源を切ると説明するメーカーがほとんどですが、ダイソン製は違います。電源を切ると「加湿お手入れボタン」が押せなくなるので、電源を切らずに掃除をしてください。
お手入れ方法3:本体
ダイソン製の製品はデザイン性の高さが特徴です。デザイン性を際立たせるためにも定期的に掃除をしましょう。掃除の方法は次のとおりです。
- 本体表面のほこりや汚れを清潔な布で拭きとる
- 円形パーツのほこりや汚れを清潔な布で拭きとる
- フィルターカバーのほこりや汚れを清潔な布で拭きとる
- フィルターカバーや空気吸入口、円形パーツ内の小さな開口部が詰まってないか点検をする
- 詰まっていたら柔らかいブラシで取り除く
本体のお手入れに洗剤などは利用をしないでください。ツヤだし材なども不要です。
ダイソン製空気清浄機の掃除・お手入れ方法のまとめ
「ダイソン製空気清浄機の掃除・お手入れ方法」を解説しました。要点をまとめます。
ココがポイント
- 空気清浄フィルターの掃除はできない
- 空気清浄フィルターは1年程度の目安で交換する(ディスプレイ表示やアプリで確認できる)
- 加湿フィルターの掃除をするときは本体の電源を切らない
ダイソン製の空気清浄機は高性能です。掃除ではなく、フィルターを交換することで性能を維持できます。加湿機能も本体が掃除を手伝ってくれる優れものです。一般的なお手入れよりもキレイになる気がします。上手に掃除とお手入れをすることで、良い空気環境を手に入れましょう。